朝日印刷株式会社 | 福井県 勝山

恐竜王国福井県勝山市にある朝日印刷株式会社 創業の原点は郷土愛 お客様や社会に価値ある印刷を

勝山朝日新聞


この写真展は、「はたや記念館 ゆめおーれ勝山」にて2010年1月末から2月中旬頃まで開催されたものです。
ただ今社内と、WEB上にて展示しております。いつでもご覧いただけます。お気軽にお寄りください。
写真は古いフィルムで保管しており、弊社のスキャナーによってデジタル化することは不可能、また写真屋さんに相談しても古すぎて現像は不可能と言われました。これらの写真は元勝山市教育長山範男氏が、独自の方法でスキャンし、デジタル化してくださったものです。
田植 田掻牛田植 田掻牛
田植 田掻牛
五月から六月への変りは郷土の田植盛りでした。田植の早乙女さんたちは唄をうたいながら植え進んでゆきます。写真は後田を掻く牛です。郷里で耕牛をつかうのは富田村、羽生村あたりのみと思いましたのに、はからずも勝山郊外に田掻牛を見つけました。勝山町長淵郊外浄土寺川付近の田植にて

昭和27年8月14日 福井郷土通信

─戦ふ郷土の山河─ 林間学校と蝉捕り風景─戦ふ郷土の山河─ 林間学校と蝉捕り風景
─戦ふ郷土の山河─ 林間学校と蝉捕り風景
時局下─暑中の各学校では生徒の体位向上、健康増進にと第二国民の身心錬成に全力をあげているが万古ゆるがぬ郷土の霊山、荒島、経ケ嶽の重山の下に展開された丘陵長山公園の林間学校、奇松ならぶ青苔に座した一団の女学生に教ゆる非常時局の心構へ、切々として生徒の胸底をうつ四面より吹きおろす朝山風は青嵐となつて生徒の衣袂をおほつ……その隣には朝蝉の聲がジイツと涼氣をふくんで鳴き出した。どこからか一人の少年が蝉の鳴く大樹にしのびよつてきた(写真は精華女学校生徒の林間教授と蝉捕り)

昭和17年8月21日 福井新聞郷土版

秋まつり秋まつり
秋まつり
秋まつりは郷土の各町村で盛大に行われています。中でも奥越秋まつりの大座は勝山神明神社のおまつりです。伝統の御前相撲はかたどおり行われ、覇相撲に対しての「寄り」方には大野、勝山の名ある相撲の強者が立ち向かい、勝相撲には鉄砲を放って祝いました。ただ昔の町人桟敷と士族席の設けがなかつただけで、昔どおりでした。夜の境内は民謡盆おどりで高い土俵を中心にして大きな輪を描き、夜の更けゆくも知らない有様です。露店は本町筋いっぱいに開かれ、近年めずらしい人出でした。

昭和31年9月30日 福井郷土通信